ベルトを転がして移動しないでください。ベルトの下敷きになるおそれがあります。
火気は厳禁です。またストーブなどの熱源および電気火花の出る装置を避けて保管してください。火災のおそれがあります。蒸気、油、薬品類も避けてください。
ベルトを吊上げる時、ベルトの重量に合ったクレーンや吊具などを使用してください。
直射日光や風雨をさけ、湿度の低い平らなところに保管してください。
保管に望ましい温度は、-10〜40℃です。
ベルトが転がらないようにストッパーをかませ、転倒しないように処置してください。
横倒し、立て掛け、異常な歪みを与えた状態で保管または輸送しないでください。
ベルトを吊上げるとき、保護カバーなどをつけて水平に吊上げ、ベルトの耳部を傷付けないようにしてください。
誤作動しないようにスイッチを切り、「停止中」の札などをスイッチにかけてください。
修理などで必要時以外はベルトに乗ったり、ベルトの上を歩行しないでください。
高温物を乗せた状態でベルトを停止しないでください。火災のおそれがあります。
再稼働する際は、ライン全長の安全を確認してからスイッチを入れてください。
油、薬品、溶接火花、重量物、その他のベルトに対し悪影響を与える物が落下または付着しないようにしてください。
ベルトを始動する前に以下の点検項目例に従い日常点検を実施し、異常がある場合は適切な処置を施してください。処置後もなお異常が続くときには、お買い上げの販売店にご相談ください。
点検項目例 | 処置方法 |
1. ベルト本体の損傷、摩耗 | 修理または交換 |
2. 接合部のはがれおよび外傷 | 修理 |
3. ローラー回転不良 | 整備または交換 |
4. プーリ、ローラの付着物 | 付着物の除去 |
5. テークアップの作動 | 整備 |
6. スカート、クリーナの異常 | 整備 |
7. シュート部の異常 | 整備 |
8. 異物の噛みこみ | 除去 |
カタログに記載されている適用範囲外では使用しないでください。
例)(1)ベルトの性能
カバーゴム性能、ベルト強力、接着性能など
(2)設計条件 安全率、プーリ径など
(3)使用条件 適切な運搬物の性状など
耐熱ベルトは、カタログ類に記載されている許容温度以上の輸送物を搬送しないでください。また、難燃性能はありません。
※普通ベルトは耐熱性能、耐油性能、難燃性能などを要求される特殊用途には使用しないでください。
※未包装の食品には、食品搬送用ベルト以外は使用しないでください。
防護柵やカバーを設置してください。身体がベルトと機体の間に挟まれたり、引き込まれたりするおそれがあります。
防護柵内には立ち入らないでください。
紐やネクタイなどの着用は避けてください。身体が巻込まれたり、挟みこまれたりするおそれがあります。
ベルトに乗ったりベルトの上に手や体をださないでください。
運搬物以外のもの、特にタバコの吸殻などの発火の原因になる物をのせないでください。
稼働前に現場の配電盤のスイッチ、非常停止装置、避難口を確認してください。
最大積載量(重量)を遵守するなど異常張力発生を防止してください。故障の原因になります。
荷こぼれしないように積載してください。異常な走行を防止または検出する装置を設置してください。
例)逆転防止装置 蛇行検出装置 非常停止装置など
ベルトの異音や蛇行などメンテナンスのトラブルに直面した場合はただちにベルトを停止し点検してください。
ベルトの下側を歩かないでください。またテークアップの下に入らないでください。
稼働中にケーク除去作業や落粉処理作業をしないでください。
作業現場での火気は厳禁です。火災の恐れがあります。
ベルトの接合作業中は接合部分が直射日光、水分、粉塵にさらされないようにしてください。接着力が低下するおそれがあります。
ゴムセメントや溶剤を使用するときは十分、換気をしてください。健康を害するおそれがあります。
ゴムセメントや溶剤は現場に放置しないでください。火災の原因になります。
ベルトの接合は使用ベルトメーカーの定めている方法と手順に従い行ってください。
ベルトの接合は使用ベルトメーカーの定めている材料以外は使用しないでください。また、接合材料の有効期限を守ってください。